マンガ・アニメを観て生き残れ!

マンガ『紺田照の合法レシピ』を読んでヘアワックスをロウソクにして暖をとる

[WRITER] ダクトテープ

 

「火」──それは、プロメテウスが人類にもたらした文明の象徴。

 

我々は火によって暖をとり、調理をし、夜を照らすことができるようになりました。

その反面、大きな戦をするようにもなりました。

 

火は、時に「命」を象徴することさえあるほど、生きることや命と密接に考えられてきたのです。

つまり、サバイバルするにおいて火は必須のツールになります。

 

ということで今回は、火を灯すための蝋燭(ロウソク)代わりに使えるものがあることを学んでいきましょう。

 

テキストは『紺田照の合法レシピ』

 

今回参考にするのは、漫画『紺田照の合法レシピ』。

 

馬田イスケ作品のちょっと変わったグルメ男子漫画で、講談社「少年マガジンR」で2015年~2019年まで連載。

単行本全9巻が発行されています。

 

主人公は、ちょっと変わったグループ(察して)に所属する男子高校生・紺田照(こんだ てる)。

 

ちょっと変わった日常生活のなかでひらめいたレシピを紹介してくれます。

 

さらに、そのレシピが「クックパッド」で公開もされているのでぜひどうぞ。
https://cookpad.com/kitchen/13631522

 

ロウソク代わりになるものが登場するのは、第8話「マル暴刑事、燃えたぎる執念」。

 

ちょっと変わった用事(歪曲表現)がこじれて、競合他社(オブラート)の管理する冷凍食品の倉庫に閉じこめられてしまった紺田照

このままでは凍死してしまいます。

 

照が倉庫内の訳あり冷凍食品の数々を調べていると、自分と同じように閉じこめられた男がもう一人。

雨太郎という刑事でした。

実は、雨太郎の名字は春(はる)と言い、照のクラスメイト・春 真希(はる まき)の兄だったりするのですが、そこはまあスルーしてください。

 

ともかく、「正体はお察しください」な照と、お巡りさんの雨太郎が巨大冷蔵庫に二人きりになってしまったのです。

 

閉じ込められたという照の正体に気付き、当然、反発する雨太郎。

 

しかし、照は黙々と「二人で生き残る術」を探していました。

 

雨太郎のカバンをあさる照。

 

そして、カバンから出てきたのは・・・

 

ほうじ茶、

ワックス、

ライター。

 

さて、どうする?

 

まず、ワックスとライターで「即席コンロ」を作ります。

 

そして、ほうじ茶と倉庫にあった冷凍食材、照の持っていたお煎餅で「アサリと椎茸のほうじ茶スープ」を作り、暖をとることに成功するのです。

 

こうして、二人とも無事に生き延びたのでした。

 

即席コンロの作り方

「アサリと椎茸のほうじ茶スープ」のレシピは各自ご確認いただくとして。
https://cookpad.com/recipe/3756784

 

ここで重要なのは、即席コンロのほうです。

 

使用したのは、ジャーに入った男性用ヘアワックスと、こより、缶入りほうじ茶の缶。

 

①ヘアワックスにこよりを差す

②ライターでこよりに火を着け火種にする

③その上に、ほうじ茶の缶の上部を切って被せる

 

これで、即席コンロの完成です。

 

ヘアワックスをロウソクにして、ほど良い長さに切って横に通風口を開けた缶をカバーと五徳にしたのです。

 

本当にヘアワックスがロウソクになるのか?

ヘアワックスの「ワックス」は、もちろんワックス=蝋(ロウ)です。

 

この「蝋(ロウ)」という単語そのものに明確な定義はなく、ざっくりと「比較的低い融点を持っており常温では個体の物質」を指すのだそう。

 

M&M’S(エムアンドエムズ)でたとえると、「手で溶けて、部屋で溶けない」のが広い意味での「蝋(ロウ)」。

 

ていうか、M&M’S、手で溶けるよな。。

 

それらのうち、動物や植物の油脂から採取される物質、つまり化学的に言うところの「ワックスエステル」が古来より蝋(ロウ)と呼ばれてきました。

 

日本語的には、こちらを主に蝋(ロウ)と呼ぶようです。

 

たとえば、動物系ワックスエステルなら、ミツバチから得られる蜜蝋羊の毛から得られる羊毛蝋が代表的。

植物系ワックスエステルなら、カンデリラの茎から得られるカンデリラ蝋アブラヤシから得られるパーム蝋などがあります。

 

一方で、広い意味での蝋(ロウ)として近年多く用いられているのは、石蝋と呼ばれる「パラフィンワックス」

原油から分離精製された炭化水素です。

 

どちらの蝋(ロウ)も気化して燃焼しやすいことから、ロウソクの材料になっています。

 

さて。

ヘアワックスの成分を見てみると・・・

 

・ミツロウ(動物系ワックスエステル)

・カンデリラロウ(植物系ワックスエステル)

・マイクロクリスタリンワックス(パラフィンワックス)

 

燃焼しやすい蝋(ロウ)が使用されています。

 

ここまで見ると、ヘアワックスでロウソクは「あり」なのかもしれません。

 

ですが。

全成分をチェックしてみると・・・

 

・水分

・パラベン(合成保存料)

・香料

・界面活性剤

 

などなど、実に多くの成分が含まれています。

 

これらが多ければ燃えにくくなってしまいます。

特に、界面活性剤は消火剤にも使われるとか。

 

ということは、ヘアワックスでロウソクは「無し」なのか?

 

いえ、こんなヘアワックスなら可能性ありです。

 

それが、オーガニックのミツロウヘアワックス!

ミツロウは、いわゆるミツロウキャンドルに使用される蝋(動物性ワックスエステル)です。

 

オーガニックのミツロウヘアワックスなら、エッセンシャルオイルや植物性油脂などがプラスされる程度で、成分的にはミツロウキャンドルと大差ありません。

 

オーガニックのミツロウヘアワックスに、こよりやタコ糸など芯になるものを差して点火すれば、即席のミツロウキャンドルになるわけです。

 

オーガニックのミツロウヘアワックス(ミツロウキャンドルに近い成分のミツロウヘアワックス)を使っていれば、もしものとき、キャンドル代わりに使えてサバイバルできるかもしれません。

 

ヘアワックスを選ぶなら成分も気にして、いっちょオサレにレッツサバイバル!

サバイバルポイント

2020年早々から、世の中大変な感じになってるわけで。

今回の件で、「いつ何が起きてもおかしくない」というのは、みなさん実感していることかもしれません。

 

そう、何らかの天災や事件、ウイルスや細菌、恐慌やデマによって、ロウソクが買い占められる日が来てもおかしくありません。

ロウソクを買うために朝から行列を作り、横入りした人をぶん殴るみたいなことになってもおかしくはありません。

 

そんなとき、ワックスがロウソク代わりになることを知っていたら、Amazonで1本1万円のロウソクを買わずに済むわけです。