マンガ『弱虫ペダル』を読んで自転車を60%効率よく漕ぐコツを知る

この記事を読む所要時間 : 約6分  サバイバル度 :

 

エネルギー問題も地球温暖化問題も渋滞問題も解決できて、

しかも身体に良い乗り物ってなーーーんだ?

 

簡単ですね。

 

自転車です。

 

サイクリングサイクリングヤッホーヤッホーです。

 

燃料いらずだから、エネルギー問題は解決。

CO2排出量ゼロだから、地球温暖化問題も解決。

道路における占有面積が小さいから、渋滞問題も解決。

さらに全身を使った有酸素運動にもなるので健康にもGOOD。

 

保険料負担が減って国家予算も安泰! 国も安泰!

♪I want to ride my bicycle~ I want to ride it where I like!

 

・・・なんですが。

 

意外と、自転車に「正しく乗れている人」は少ないんです。

 

良いことだらけの自転車なのに、漕ぐのがダルいだなんて思っている子はいねぇが!?

 

もしかしたらそれ、サドルの高さを変えれば解決するかもしれませんよ。

 

自転車に乗るとき、サドルの高さはとっても大事

サドルの高さが合っていないと、60%もの力をロスしてしまうんです!

 

これ、カレーにたとえると、300gのカレーを食べても、180gは床にこぼしてるってこと。

もったいなくないですか!?

すぐに腹減りそうじゃないですか!?

それ以前に、食べるの下手くそすぎませんか!?

 

これと同じように、サドルの高さが不適切だと60%も効率が下がってしまうわけです。

 

ということで、今回は自転車の「サドルの高さ」に注目したサバイバルを。

 

テキストは渡辺航作の漫画『弱虫ペダル』

 

『弱虫ペダル』は、2008年から「週刊少年チャンピオン」で連載中。

2019年11月時点で

・単行本64巻
・単行本累計発行部数1700万部以上
・第39回講談社漫画賞の少年部門受賞
・テレビアニメ4期
・劇場映画化
・ゲーム化
・舞台化

と、非常に人気の高い作品です。

 

主人公は小野田坂道。

千葉から大好きな秋葉原へ自転車で足繁く通う高校生。

 

なぜ秋葉原まで自転車かと言うと、交通費を浮かすことでより多くガチャポンするため。

 

秋葉原通いで鍛えられた彼は、学校の裏にある急坂をシティサイクル(いわゆるママチャリ)で登っていく姿を同級生の今泉俊輔に見つかり、自転車で勝負をすることに。

この出会いをきっかけに、自転車競技部へ入部。

坂道は、天賦の才と一途なメンタルでクライマーとして活躍、成長していきます。

 

サドルは「高すぎる」と感じる位置が正解?

 

さて。

 

適切なサドルの高さのエピソードは、今泉との勝負に登場します。

単行本第一巻収録のRIDE.5「来るわけない」からRIDE.6「ケイデンス」です。

 

経験者の今泉は15分後にスタートするというハンデありの勝負。

先にスタートした坂道は「来るわけない」と思いつつ、学校裏の急坂「裏門坂」を登ります。

 

ところが、ハンデをものともせず、今泉は坂道に追いつきあっさり抜き去っていきました。

あまりの出来事に呆然とする坂道。

 

そこへ登場したのが、自転車屋の娘で、自転車が大好きなヒロイン・寒咲幹。

 

幹は坂道に自転車を降りるように言うと、サドルを上げはじめました。

サドルには適正な高さ(ポジション)があるのだと。

 

ですが、幹が調整したサドルのポジションだと、坂道の足は地面に届きません。

坂道にとっては「高すぎる」と感じるポジションだったのです。

 

しかし、この「高すぎる」サドルのポジションこそが実は適正。

ペダルに力が十分に伝達される「高さ」なのでした。

 

ここで幹から出たのが「サドルの高さでロスする力の量は60%」のセリフです。

サドルを適正な高さにしたことで、坂道は60%のパワーアップをしているわけです。

 

この後、坂道は「楽だ」「足がするする回る感じ」、さらには「ヒザも痛くない」とその漕ぎやすさを実感。

本来持っている資質を最大限に生かし、今泉に追いつくことに成功します。

 

自分の自転車で調整してみよう!

 

サドルの適正なポジションが重要であり、適正なポジションは高めである、ということがわかったところで、実際に自分の自転車のサドルを調整してみようではありませんか。

 

サドルの適性な位置とはどこなのか?

どうやって知るのか?

 

まずは自転車にまたがってみましょう。

 

多くの方は、足が地面にベタっとつく状態ではないでしょうか。

安定感はありますが、これだとちょっとサドルのポジションが低いのです。

 

ポジションが低いと、太腿の前側にある大腿直筋や外側広筋を多く使うことになります。

これらは「速筋」といって、無酸素運動時に使われる筋肉。

 

一瞬で大きな力を出すことができますが、長時間にわたって使うことはできません。

だから、回転数は多くなりますが、疲れやすくなってしまうのです。

 

では、サドルのポジションをどのくらい上げればいいのかと言うと・・・

ふたたび、自転車にまたがってみましょう。

 

かかとをつけてペダルに足をかけます。

そして、足の裏と地面が平行になるようにペダルをぐっと踏み、一番低い位置にします。

このときに膝がピンと伸びる高さが、適正なサドルのポジションです。

 

ポジションの高くすることで、体重をしっかり乗せて漕ぐことができるようになるのです。

 

また、太腿の裏側にある大殿筋や大腿二頭筋、ふくらはぎの腓腹筋など、より広範囲の筋肉を使うことができるようにもなります。

大殿筋、大腿二頭筋は「遅筋」

多くのヘモグロビンやミオグロビンが存在し、持久力のある筋肉です。

 

ポジションが高いと遅筋を使って漕ぐので、疲れにくいと感じるのです。

 

漕ぐときは、土踏まずやかかとではなく親指の付け根のふくらみ=母子球で踏みます。

ペダルの軸を母子球で踏むようにして漕ぎましょう。

 

さあ、これで60%効率よく漕げるはず!

 

十分に慣れてから公道へ!

ここでいくつか注意事項を。

 

高すぎるポジションは筋肉が伸びきって、かえって疲れる原因となるうえにバランスを崩しやすく危険です。

やりすぎには気をつけましょう。

 

慣れないうちは不安定でもあります。

幹にサドルのポジションを変更してもらった直後、坂道がふらふらとする描写があります。

 

足がピンと伸びる位置にサドルを調整すると、つま先は地面に付くか付かないかスレスレ。

このような状態で漕ぐのは不安感があり、どうしてもふらつきが出てしまうものです。

 

コツは幹のアドバイスのとおり、高さを意識しないこと

そして、ペダルを漕ぐことに集中すること

すると坂道が体感したように、ひと漕ぎで驚くほど前へと進むでしょう。

 

初めて補助輪を外したときの感覚に近いかもしれません。

 

このように、前へと進むことで安定することを身体に覚えさせましょう。

 

進むときはともかく、止まるときはどうしたらいいでしょうか?

 

足が届かないと倒れそうと、不安になるかもしれません。

止まって待つ際には、サドルから前方へ下り、地面に足がつくようにします。

こうすればしっかり両足で立つことができ、安定します。

 

とにかく、十分に慣れてから公道に出るようにしてくださいね。

 

まとめ

サドルのポジションを調整すれば60%効率アップ!

すいすい自転車を漕げるようになるでしょう。

 

ダルいなんて言わず、ぜひ、もっと自転車に乗ってみてください。

 

冒頭で触れたとおり、いろいろメリットの多い自転車ですが、ダクトテープが個人的に一番訴えたいメリットはなんといってもその自由さ。

どこへでもどこまでも行けるような自由さ。

 

もはや気分はイージーライダーですね。

♪Born To Be Wild~

POINT サバイバルポイント

自転車は最高に自由な乗り物ですが。

 

レインボーブリッジは自転車を押して(貸し出し専用台座による手押し)しか渡れません。

東京ゲートブリッジは自転車では渡れません。

横浜のベイブリッジも自転車では渡れません。

 

巨大な橋を渡るときは事前に確認を。

この記事を書いた人

ダクトテープ

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