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マンガ『キャプテン翼』を読んで若島津くんの”三角跳び”からリーチを稼ぐ方法を学ぶ

[WRITER] ダクトテープ

キャプテン翼

あとちょっとで手が届きそう・・・

あとちょっとで越えられそう・・・

そんなハードルをクリアすることでサバイバルできる危機一髪もあるかもしれません。

 

「あとちょっとで手が届きそう」をクリアしている人物と言えば・・・この人!

 

カラテキーパー・若島津 健!

 

サッカー漫画の金字塔にして掟破りの書でもある『キャプテン翼』に登場するゴールキーパー。

サッカーセンスとインテリアのセンスを引き換えにしたサッカーの申し子・大空 翼、コミュ力おばけ・岬 太郎、半袖捲り上げ系男子を激増させたファッションリーダー・日向 小次郎などの濃いキャラが群雄割拠する中でキエエエエエっと活躍。

S.G.G.K(スーパー・グレート・ゴール・キーパー)と呼ばれる御曹司・若林 源三と双璧をなす存在なのです。

決して噛ませ犬じゃないんだ!

 

ダンプカーから子犬を助けて入院するほど心優しい若島津くんの実家は空手道場。
若島津君自身も中学生で空手三段の腕前です。
その身体能力を生かしたアナーキーではなくトリッキーなプレイは、誌面に花を添えさらには当時のサッカー少年に誤解を与えました。

 

空手の手刀を応用したセービングの手刀(守刀)ディフェンス・・・
一騎打ちで炸裂する浴びせ蹴り・・・
突っ込んだら負けな「キャプテン翼」世界の技の数々の中でも、特に小学生男子を熱くしたファンタジーそのものではなくファンタジスタなプレイのひとつが、若島津君の三角跳びです。

 

どんな技かというと、届かないボールや、シュートコースの急な変更に合わせて、ゴールポストを蹴って飛び、セーブ!

 

実際のルールだと、当然ですが反則になります。

 

サッカーでは、道具を用いたり、故意にゴールポストを蹴ってはいけないのです。

 

でも大丈夫。「キャプテン翼」だから。

三角跳びどころか、立花兄弟のスカイラブハリケーンだとか、それに対抗してゴールポストに登る南葛イレブンとか出てくるのが「キャプテン翼」だから。
三角跳びを防ぐために、ラリアットかますようなサッカーするから。
そこは気にしなくて良いところなのです。大丈夫。

若島津くんが三角跳びで、届かないはずのボールをセーブしてゴールを守ったという事実が大切なわけです。

 

では、三角跳びを使うと、本当に届かないところに手が届くものなんでしょうか。

 

ここを検証してみましょう。

若島津くんのベースになっているのは空手の技の三角飛び。
なので、空手の三角飛びをさぐってみましょう。

空手の三角飛びと言えば、極真空手の大山倍達の秘技としてもおなじみ。

基本は、いったん相手の横へ飛んで、跳び蹴り。
横に壁があればそれを蹴って、若島津くんの三角跳びのようになるわけです。

新極真会や松濤館の型に実在し、最近では2010年に総合格闘技大会でアンソニー・ペティスが三角飛びからのキックでダウンを奪い勝利したことが話題となりました。

 

が、空手の三角飛びは、どちらかというとリーチをかせぐというよりも、威嚇や相手の意表をつくことが狙いっぽい。

さらにしつこく空手をさかのぼってみます。

愛してマスカット~♪と歌っていた頃の安室奈美恵ちゃんとスーパーモンキーズがたしなんでいたという琉球空手と中国武術の融合が、現在の空手のルーツと言われています。

そう言えば、愛してマスカット~♪のCMでは安室奈美恵ちゃんたちがサッカーやってたような~という、フラグっぽいけどそうじゃないアレはスルーして、ここは中国武術のほうに着目。

そして、連想。

中国武術!

ジャッキー!!

三角飛び!!!

 

そう、ジャッキー・チェンと言えば三角飛び(triangle jump)!
それはもう、映画「七人のおたく」でジャッキー・チェンおたくを演じたウッチャンが三角飛びをするくらいに!

映画「who am i ?」では、ライオンに追いかけられたジャッキーが勢いよく走って飛びついた樹を駆け上がり、ライオンを振り切るシーンがあります。
この時に、三角飛びの要領で幹を蹴って飛び上がり、枝にしがみついて登っていっているのです。
他にも、壁を駆け上がるとっかかりに、三角飛びを使ったこともあります。

このようなシーンから見るに、届かないところへのリーチに三角飛びは有効と言えそう。
しかも勢いを失うことなくリーチを稼ぐことができるというのもいい感じ。

こんな感じ。

(いや、この娘、すごすぎない!?)

 

また、若島津くんは三角跳びで方向転換をしていましたが、ジャッキーも追いつめられた時の方向転換に三角飛びを良く使っています。

ということで、届かないところに手が届く感じで使えることがわかった三角飛び。
その三角飛びをいよいよ実践してみようではありませんか!

 

・・・とはいったものの、いきなりやってみようと思うとできません(ダクトテープ談)。

やってみるとわかるのですが、若島津流で横飛びで蹴るというのは相当難しいですし、ましてやゴールポストのような柱状なんかムリゲーです(ダクトテープ的に)。
まずはジャッキー流に、壁など「面」を正面から蹴るところから始めた方が良さそう。

 

YouTubeにある三角飛びの動画を見てみましょう。

 

なにぃ・・・!
おわかりいただけたであろうか、鍛錬が必要っぽいことが。

いきなり実践は難しいけれど、三角飛びは勢いを消さずにリーチを稼いだり、方向転換に使えるということがおわかりいただけたはず。
あとちょっとで届くのになーといったもしものサバイバルに備えるなら、三角飛びをこっそり修得しておくべきというのが、今回の教訓です。

 

けれど、反則になるので決してサッカーの試合では使わないこと。
ゴールポストにラリアットで対抗もダメです。
これも忘れちゃいけない教訓。

「キャプテン翼」とは、サッカーのルールを良く知らなかったのに連載しちゃったというとんでもない現実から生まれた御伽噺なのです。
御伽噺とは、常に教訓に満ちたものなのです。

とっぴんぱらりのぷう。

サバイバルポイント

跳躍時のリーチ稼ぎや方向転換に使える三角跳び。
だが鍛錬が必要だ!