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マンガ『7SEEDS(セブンシーズ)』を読んで、喫煙者は未来の種になれないことを学ぶ

[WRITER] ワセリン

皆さんは、タバコを吸う人ですか?吸わない人ですか?

 

ワセリンは、吸う人です。

 

はいそこ、問答無用でNGフラグを立てない。
生きてるんですよ!生きてるんですよ喫煙者も!!

 

この時代、もはや喫煙者というだけで「まるでゴミのようだ」と見つめられ、肩身が狭くなるどころか居場所そのものを徐々に奪われ、避難し切れずに脱落者多数、マイノリティ化したところで大したエッジも利かず、絶滅危惧種も近くなってきた種族、それが動物界・脊椎動物門・哺乳綱・霊長目・類人猿科・ヒト属(ホモ・サピエンス)・喫煙種なのです。

 

何かこう、社会の中の厄介者的な立ち位置となり、部屋は貸してもらえないわ、レストランには入れないわ、生命保険料は上がるわ、横浜とか千代田区とかシンガポールでは捕まるわで、ブルーハーツ世代として言うのであれば、ギター弾きに貸す部屋はねぇ、的なやつです。

 

でも僕は負けないのです。

吸うのを辞めたら負けかなって思ってる(キリッ

 

いえね、僕は愛煙家というほどのものではないし、煙草に対して特別な愛着なんてこれっぽっちもないんですけども。ここは禁煙ですと言われれば我慢できますし、飛行機に10時間以上も乗って海外にも行くわけですから、ニコチン中毒ってほどのものではないと思いますが、ここまで迫害されると、逆に煙草と革命魂に火を点けざるを得ないというか、ニホンオオカミ的なものを目指さざるを得ないというか。

 

しかし、そんな突っ張ったスタンスでは生き残れない、いや生き残るチャンスすらもらえないこともあります。

 

サバイバル漫画で有名なものはたくさんありますが、サバイバル少女漫画と言えば、田村由美先生の『7SEEDS(セブンシーズ)』しかありません(他に知らないだけだろ)。

これまで僕はタイトルくらいしか知らなくて、ネタ探しをしていたら、取引先の女の子が教えてくれたのです。

 

『7SEEDS(セブンシーズ)』は、小学館の少女漫画で、現在も月刊フラワーズで連載中。
既刊33巻(2017年1月現在)と長期作品で、小学館漫画賞も受賞しています。
田村先生が言うには、「そろそろ終わる」とのこと(こういうことを言っちゃう先生なんです)。

 

「7SEEDS」とは政府のあるプロジェクトの名前である。学者らが「近い将来、巨大天体が降り地球は様々な災害に見舞われ、恐竜が滅亡した時と同じような状態になるであろう」と予測した。
人類の滅亡も危ぶまれるこの事態に、各国首脳らが極秘会議を重ねた結果、このプロジェクトが誕生した。それは若く健康な人間を選んで冷凍保存し、地球が災厄に襲われている間眠らせ続け、やがて人が住める状態になったとコンピューターが判断したら解凍が行われて放出されるというものである。人類の種を災厄が過ぎ去った後の世界にも残そうという壮大な計画であった。
「7SEEDSプロジェクト」は国ごとに行われ、日本では7人ずつ5チーム「春・夏A・夏B・秋・冬」に分かれている。選ばれる基準は様々で、遺伝性の病気や早死にした者・犯罪者が身内にいないこと、本人の健康状態、生殖能力の有無、豊かで問題のない家庭に育った、容姿も麗しい、できればある分野に秀でている、などである。
それでも選びきれずに、最後の基準として、「名前に季語が含まれている」ことを加えた。

参照:wikipedia『7SEEDS』

 

簡単に言うと、「いきなり未来の世界に放り出された少年少女がサバイバルするお話」です(身も蓋もないな)。

 

いわゆる少女マンガ絵なので、絵柄で1巻を手にとれない方もいらっしゃるかもしれないけれど、この漫画は、この絵柄だからこそいい、という種類のもので、その絵柄からは想像できない壮絶さを併せ持ち、そのアンバランスな雰囲気すら楽しめる作品です。

特に心理描写に関しては、あらゆる幻想を打ち砕いていくあたりが少女漫画らしからぬリアリティを含んでいて、かなーりスペシャルな一級品となっています。

少女マンガのいいところは、細かい心理描写にすら数ページも使って表現するところですよね。

 

全巻を通して、僕の中の屈指の名台詞(心理描写)は。

 

吐くな!
もう食べてしまった
食べたんだ
栄養にしろ。

 

これ。

22巻で出てくるここの一連の描写は、前後のお話も含めて、「お、おおおおぅ……」ってなりました。
もし読む機会がありましたら、この箇所に注目してくださいねん。

 

さて、この7SEEDS(セブンシーズ)の第10巻、灰の章5【-狭き門-】に、喫煙者の強がりを打ち砕く問題のシーンが出てきます。

 

この巻では、地下シェルターで見つけた日記を元に、17年前の回想シーンが入る訳なのですが。

 

地下シェルター内で、煙草の吸殻を見つけた美帆さん(奥様)が、神妙な面持ちで貴士さん(旦那様)に相談をするのです。
貴士さんが何者なのかはここでは触れませんが、ともかくこの、『人類が生き残るためのプロジェクト』において、滅びる地上に誰を残して、生き残れる地下シェルターに誰を入れるかを選べるくらいの権力を持った人、です。

 

「喫煙者は選ばなかったつもりだが」

「喫煙者は入れたくなかったんだよ 空気は汚すし 火事も心配だし」

 

と、キッパリ貴士さん。

どうやら貴士さんは煙草を吸わない人らしいのですが、人類として生き残る選考基準に、喫煙の有無があろうとは……

 

しかし、これ、確かに否定できない。

だって煙草なんて、百害あって一利あるかないか、くらいなのは言わずもがな。

僕が感じる数少ないメリットと言えば、

 

・ストレスが溜まり切らない(気がする

・煙草1本で休憩時間を区切れるので激務に耐えられる(気がする

 

です。

これ、良く勘違いだって言われるんですけどね。
いいんですよ、勘違いで。
そもそも生きるってことは勘違いで成立しているようなものなワケで、自分がそう感じたのなら、それが正解なんです。……という勘違いなんです。

 

ただ、これが僕にとっては、何よりも重要なことなんです。
ストレスは決して溜め込んではならない。タバコよりも確実に体調を崩す代物です。それに、仕事が嫌いになったら、生きていけないじゃないですかヤダー。仕事が嫌いにならない唯一の方法、知ってます?やり遂げることです。どんな状況でも、成し遂げることさえできれば、その仕事には意味が生まれます。その意味を生み出したのが自分だと感じることができます。完遂できないと、過程が全て無駄になった気がして、仕事って嫌いになっちゃうんですよ。

 

しかし問題なのは、実は喫煙者は自己完結できない、というところなのです。

「お前の健康のことなど知ったことか馬鹿が!勝手に死ね!とにかくタバコ臭いから近寄るな!」とか言われてしまえば、僕らには何一つ、言い返すことはできません(いや、さすがにこんなことを言われたことはありませんが)。

実際、喫煙者本人だけに被害が行くならともかく、喫煙という行為は、吸わない人にはただの迷惑でしかないワケです。

副流煙、くさい、ヤニがつく、部屋が汚れる、火事の原因になる、フィルターは100年経っても土に還らない。

 

駄目だ、ぜんぜん駄目だ。

 

う、うーーーん。

僕が貴士さんでも、喫煙者は入れないなぁ、限られた資源しかない地下シェルターでの空気汚染や火事は、あまりにも危険すぎる。それこそシェルター全滅の可能性が出てくる。

 

喫煙者以外にも。

酒癖が悪い人、偏食、太りすぎ、犯罪歴、イジメを平気でやった者、ニート。

このへんも貴士さんに未来を生きる資格なし、と判断されていました。

あくまでもファンタジーの中のお話ではありますが、いざその事態になって、選ばなくてはならないとしたら、目的を「人類が生き残る」と定めたら、確かにこのへんよなぁ、と妙に説得力があります。

 

 

 

そうかぁ、喫煙者は地下シェルターには入れてもらえないかぁ。

 

しゃーない。

 

煙草が吸えなくなるくらいなら、僕は地上で滅びるとしよう。

 

でも皆さんは。

ちゃんとサバイブするために、僕のような優先事項のない喫煙者ならば、脱出しておきましょうね。未来のことまで含めれば、明らかに、明らかに非喫煙者の方が生き残る確率は高い。

煙草なんて吸ってたら、政府の極秘プロジェクトに選んでもらえなくなっちゃうぞ☆

 

サバイバルポイント

喫煙者は政府の極秘プロジェクト(地下シェルター)に入れてもらえない!