もしもの場合のサバイバル

鹿肉の解体と保存を学んで生き延びろ

[WRITER] ツナカン

サラーム・アライクム!さばい部のツナカンです。

以前、狩猟免許について書きましたね!

猟銃の所持からスタートして狩猟免許の取得までのコラムを

2回にわたって記載しました。

獣(肉)を確保せよ!~『猟銃所持許可』取得編~

獣(肉)を確保せよ!Part2~『狩猟免許』取得編~

さてさて、肉を確保ですよ!

ということで今日は鹿肉の解体と保存について学びたいと思います。

まず、私は実際に経験したことが無いので人づてで聞いた話を。

初めて狩りをして動物の解体をするという経験は想像以上に

気持ちに動揺というか罪悪感のようなものを感じるそうです。

とはいえ、しっかりとさばいて食べれるようにしなくてはいけませんね。

 

売り物にするためには、衛生管理がしっかりている加工場で

行わないといけないようなのですが、自分たちで食する場合は

まず川や沢などのキレイな水が流れる河原でさばくと良いです。

臭みを出来るだけ抜くためにやりたい事としては、首の付け根

あたりにある頸動脈を切り、頭部を低くして血抜きをできるだけ

するとよいです。(なので河原などが最適ですね)

血抜きをある程度したら極力1時間以内に内蔵を摘出してください。

その後流水などでさらしながらさらに血抜きをし、その後に

皮剥と解体にうつるのが理想ですが、そうそう環境が整っている

ということはないかと思います。

皮の剥ぎ方などは、教える人、状況によって背中からや足から

首あたりからなど様々ですのでご興味ある方は解体方法の

動画なんかもありますので各自お勉強してください。

内臓を取るときは特に注意が必要のようです。

腸を傷つけない事。衛生的にきれいに取り出すのが重要です。

各パーツで肉を仕分けましょう! 部位紹介は下記。

鹿お肉パーツ

保存方法としては、やはり冷蔵です。

川や雪などがあればその環境を活かした冷蔵方法を活用しましょう!

しかし解体した肉をそのまま水につけてしまうと肉の旨みエキスまで

流れてうのでビニール袋などに入れて、空気を極力抜いて

冷水(雪)につけておくことをお勧めします。

またお肉(生き物)の特性として死後硬直というものが起こります。

美味しいお肉にするかどうか?は実はここも大切なようですよ。

死後硬直前に解体してしまうと解体したブロックのお肉の状態で

死後硬直が始まります。ということはお肉が硬くなる、エキスが出るなど

肉本来の旨みがほとんどなくなってしまうのです。

血抜きと内臓を取った段階でゆっくりと冷却して死後硬直させてから

解体をすると旨みを無駄に出さずに解体できますので気を付けてください。

また冷凍保存する時は急速冷凍が基本です!

やはり鮮度が命のジビエ!冷凍は急速冷凍で☆

今度是非体験してみたいと思いますが新鮮なジビエは臭みもほとんどなく

とっても美味しいとききます。

ちなみに!今回は鹿を題材にしていますが、猟師の方いわく

猪のお肉のほうが鹿肉よりも全然美味しいそうですよ。

シシ鍋・・・これもチャレンジですね。

是非みなさんもジビエチャレンジしてみてください。

 

そして!もしもの為に解体方法を見ておくと生き延びられるかも?

肉!肉!肉!肉食のツナカンでした☆彡

名前がツナカンなのに肉食~~ あでゅ~

サバイバルポイント

すべての命に感謝を込めて食事をする。『命を紡ぐ』ことで私たちは生きられる。