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マンガ『宇宙とかと比べたらちっぽけな問題ですが』を読んで「言い換え力」を身に付ける

[WRITER] ダクトテープ

 

「言霊(ことだま)」という概念があります。

言葉には霊的な力が宿るとされ、その力によって物事の結果に影響が及ぶというもの。

 

たとえば、試験で「落ちる」「滑る」、結婚式で「切れる」「別れる」などの言葉を避ける「忌み言葉」は、言霊に基づいた習慣の一つです。

 

また、「名前」も言霊ですね。

夢枕貘作の小説『陰陽師』に、「この世で一番短い呪とは、名だ」と言っており、名前を付けることでそのものの存在を決定付けることになるのです。

 

一般的に日本の文化であるとされる言霊ですが、聖書には「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」(ヨハネ1:1)とあり、「言が万物を造る」とされています。

洋の東西を問わず、言葉には特別なエネルギーがあると信じられてきたわけです。

 

言葉は、そのエネルギーで私たちを励ましたり、癒したり、楽しませてくれます。

ですが、ひとたび使い方を間違えれば、私たちを悲しませ、怒らせ、苦しませることにもなります。

まさに、両刃の刃。

それが言葉というものです。

 

言葉のチョイスを間違えれば、時にその報復や制裁によって「社会的なピンチ」を迎えてしまうことだってあるわけで、社会的サバイバルのために言語スキルは必要不可欠なんです。

現代社会で、そんなスキルがもっとも必要とされる現場が「女子会」

 

そう、女子会では「トークスキル」「コミュニケーションスキル」「ファッションスキル」「スルースキル」・・・などなど、1000のスキルが必要とされます。

今回は、女子会を参考に社会的サバイバルのための言語スキルを学んでいきましょう。

 

テキストは漫画『宇宙とかと比べたらちっぽけな問題ですが』

 

参考にするテキストは、「コミックNewtype」連載、ビーノ作の漫画『宇宙とかと比べたらちっぽけな問題ですが』の8回目「女子会」です。

ちなみに、角川コミックス・エースから第一巻発売中です。

 

8回目「女子会」の主人公は、荒井喜美加(28)。

独身。

彼氏なし。

大学時代の友人との数年ぶりの女子会に参加中です。

 

女子会の様子はというと・・・

 

「久々に会ったけど喜美加はどんどんキレイになってくねー」と、ひとコマ目からいきなり「褒めスキル」発動。

喜美加も「いやぁー、それが全然」と「謙遜スキル」「スルースキル」で応戦。

この「スルースキル」は、「キレイになってくねー」のオブラートにさりげなく包まれた「さては恋してるなー?」の「探り合いスキル」に対するものです。

 

つばぜりあいの末、既婚の友人が繰り出した「トークスキル」の大技「鉄板ネタ」によって場の主導権を奪取。

 

うん、ここは戦場だね。

 

個性をマイルドにしたワードを瞬時にはじき出す!

さて。

女子会なので、新しい彼氏ができたという絵里さんの彼氏の写真が「見たーい見たーい」な流れになっていきます。

 

「大したことない、地味なの」と遠慮する絵里さん。

この瞬間、喜美加は心の中で「きたきたきたきたきたきた」となります。

 

何がきたのか?

 

実は、喜美加にはものすごいスキルがあったのです。

 

それは、「個性をマイルドにしたワードを瞬時にはじき出すスキル」

その能力が発揮されるときが来たのです。

 

説明しよう!

誰もが身に覚えがあるだろう、リアクションに困るような人(ペット・物)を自慢された経験が!

 

自分の気持ちに嘘はついて下手なお世辞は言いたくない!!

けど、何らかのコメントをして相手を気持ち良くさせたい!!

 

そんなときのために喜美加が身に付けていたのが・・・

言葉を言い換えて個性をマイルド化し、自分を偽らず、相手にとって気持ちの良いコメントを返す能力。

 

名付けて、「個性をマイルドにしたワードを瞬時にはじき出すスキル」

予想以上のものを見せられて、バチッと褒めるのは当たり前。

 

微妙すぎてコメントに困るようなときにこそ、喜美加の「個性をマイルドにしたワードを瞬時にはじき出すスキル」は発揮されるのです!

では、微妙でコメントに困るような場合の言い換え例を見ていきましょう。

 

個性マイルド化言語の例

・太っている人

包容力がある、あったかそう、生命力に溢れてる

 

・痩せている人

スマートだね、シュッとしてるね

 

・おじさん

頼れそう、優しそう、落ち着いてる

 

・マッチョ

強そう、アスリートみたい

 

・雰囲気イケメン

オシャレだね、モテそう、ジャニーズにいそう

 

・独特なヘアスタイル

自分がある、オーラがある、楽器やってそう

 

・その他、汎用性の高いもの

肌がきれい、かわいい系だね、品がある、癒やされる、お似合いだね、大事にしてくれそう、○○に似てる

 

おおおおおおーーーーーー

 

たしかに、どれもお世辞じゃないけど微妙なものをいい感じに褒めてるっぽい!

 

女子会でなくても、たとえばグルメレポートにもよくありますよね。

 

「独特な味ですね~」「やさしい味!」「うーん、深い味だ・・・」などなど。

これらの表すところはぶっちゃけ「美味しくない」なんだろうけど、上手くマイルド化された表現に変換されています。

 

個性マイルド化言語はどうやって身に付ける?

 

こうした「個性マイルド化言語」を使いこなすことで、どんな効果があるのでしょう?

 

・ネガティブになりそうなワードをポジティブに言い換えるだけで、相手を傷付けずに済みます。

・あなたの印象も良くなります。

・お互いに気持ち良くいられます。

・言いづらいことが言えるようになるかもしれません。

 

人間関係に潤いをもたらす「個性をマイルドにしたワードを瞬時にはじき出すスキル」は、社会的ピンチを回避するのに大いに役立つでしょう。

 

では、どうすれば「個性をマイルドにしたワードを瞬時にはじき出すスキル」が身に付くのでしょうか?

 

・語彙を増やす

とにかく語彙を増やすこと。

本や新聞を読むときに、使える言葉はないか意識するようにしてみましょう。

 

・感情ではなく事実を

言い換えるときは、対象物を肯定的に認めたうえで事実をとらえること。

感情的にならないことが重要です。

 

・言い換えゲーム

脳内でポジティブな表現に言い換えるゲームをする習慣を付けましょう。

コツコツやっていけばできそうなことばかりですね。

 

まとめ

最後に、マザー・テレサの名言を。

 

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

 

なんと、言葉はやがて運命になってしまうらしいぞ!

 

美しい言葉、ポジティブな言葉のエネルギーで運命を切り開いていきましょう。

 

言葉の言い換えでレッツサバイバル!

サバイバルポイント

「上司に子どもの写真を見せられる」も、ハラスメント認定しましょう。

 

精神的苦痛ですよ、あれは。