マンガ『交通事故鑑定人 環倫一郎』を読んで車ごと水中へ落ちたときの正解を知る

この記事を読む所要時間 : 約5分  サバイバル度 :

 

自動車事故のニュースが世間を騒がせることが多い昨今ですが、「交通事故鑑定人」という仕事があるのをご存知でしょうか?

 

交通事故鑑定人とは、その名のとおり、交通事故を鑑定して不明点を解明したり事故原因を究明したりする専門家。

裁判所・当事者・弁護士などの依頼を受けて鑑定をおこないます。

 

その鑑定には知識、経験など極めて高い能力が必要とされますが、現在の日本では国家資格といったものではなく、重要なわりにあまり知られていない存在ではないかと。

 

そんな知られざるスペシャリストである交通事故鑑定人を主人公にした漫画があります。

 

サバイバルのテキストは『交通事故鑑定人 環倫一郎』

梶 研吾原作/樹崎 聖漫画の『交通事故鑑定人 環倫一郎』は、交通事故にまつわる事件を専門知識と鋭い観察眼で解決していくミステリー。

 

主人公・環倫一郎は、元レーサーの交通事故鑑定人でありマサチューセッツ工科大学の先生。

ハイスペックな環倫一郎の設定に、交通事故鑑定人に求められる能力の高さが表れています。

 

今回ご紹介するのは、車ごと水中へドボンした際にとるべき行動について。

 

「必要なさそう・・・」とか言わないで!

普通にアクセルとブレーキの踏み間違えとかある世の中ですから!

 

っていうか、一度は妄想したことあるよね?

 

港でチキンレースからのドボンとか。

運び屋と間違われて追われて崖からドボンとか。

建造中の橋の途中からドボンとか。

 

そんな妄想がいつ現実のものとなってもいいように。

 

参考にするのは、第四巻収録のFILE XIX「ASSASIN HEINZ」のエピソード。

果たして、交通事故鑑定人は落水した車内でどのような行動をとるのでしょうか?

 

では、端折りながら。

 

ある男性が自動車ごと海へ落下する事故が発生します。

実は、この事故は仕組まれた事件。

しかし、保険会社の調査の結果、事故は自殺と判断されてしまいます。

 

被害者遺族の依頼を受けた主人公・環倫一郎は鑑定を開始。

 

環倫一郎と助手のクリスは、被害者車両と同型のアルファロメオ75を実験車両として事故現場へ向かいます。

すると、森の影からプリモスプロウラーが現れます。

 

このプリモスプロウラーこそが、陰謀の元に雇われ事故の原因を生み出した犯人。

事件のときと同じように、突っ込んできたプリモスプロウラーを避けようとした環倫一郎は車ごと海へと落下してしまいます。

 

調査にあたり、クリスが「まさか実際に海へ落ちてみるって事じゃないですよねぇ」と聞いたのに対し、

「そうしたいのは山々ですが、そんな事をして廃車になってしまうこの車の代金は誰が払ってくれるんですか?」と答えていた環倫一郎でしたが・・・

 

本当に、アルファロメオごと海へ落ちてみることになってしまいました。

 

車両前部から沈んでいくアルファロメオ75・・・

 

「沈む~」と慌てるクリスに、環倫一郎は冷静に的確な指示を出して窮地を脱します。

 

どうやって水中の車から脱出する?

ここからが「水中に車ごと落ちたときのサバイバル」。

 

大事なのは3つです。

 

①スピードに乗って水中へ落ちる

環倫一郎は「幸いスピードに乗った落ち方をした」と言っています。

彼は落ちる前にブレーキでなくアクセルを踏んでいたとクリスに指摘されていましたが、これは踏み間違いではなく、スピードに乗ったまま落下するため。

 

こうすることで、ひっくり返った状態になることを防ぐことができ、回転のショックも回避できるのです。

 

また、前方から落ちるので状況が有利になります。

負傷防止のため、ひとまずシートベルトは締めたままで。

 

②シートベルトを外す

水中へ落下しても車は数分間浮いていることができます。

この間にシートベルトを外しましょう。

 

厳密に言えば、窓ガラスが水面下になる前にシートベルトを外します。

 

しかし、クリスがそうであったように体重がかかってうまく外せないこともありえます。

 

そんなときは、カッター付ライフハンマーの出番

ライフハンマーのカッターでシートベルトを切断しましょう。

 

③脱出する

シートベルトを切断して身体の自由を得たら、ドアを開けて車外へ脱出!

 

・・・ですが、水中においては人力でドアが開かないことがあります。

ドアには強力な水圧がかかっていますからね。

 

しかも、水面下の窓を開けると水が流入して脱出困難になるうえ、浸水増加で車体の沈降を早めてしまうという・・・

 

「じゃあ、どうやって出ればいいんだよ!」なわけですが、まあ落ち着いて。

 

パニックになって騒ぐと、車内に残った酸素を無駄に消費してしまいます。

 

179、181、191、193、197、199、211、223、227、229、233、239、241・・・

(素数を数えてみた)

 

ふう・・・

 

では改めて、どうやって水中の車から脱出するかと言うと・・・

 

まだ「水面より上にある窓」を開ける。

あるいは「水面より上にあるガラス」をライフハンマーで割る。

 

こうして脱出します。

 

そして、ガラスを割るときに知っておいてほしいことが。

 

フロントガラスは45キロの鉄球で叩いても割れないようにできているので、どんなに叩いてもほぼ無駄無駄無駄無駄ァという点。

側面あるいは後面のガラスを割るようにしましょう。

 

前方から突っ込んで落ちれば、割りやすい側面のガラスや後面のガラスが水中に沈みにくくなります。

 

加えて、ガラスを割るためには中央ではなく「隅」を叩くのがコツです。

 

これでやっと脱出。

 

あとは、泳いで岸にたどり着けば無事生還です。

 

まとめ

車ごと水中に落下した際のサバイバルにおいて、大事なポイントをおさらいしておきましょう。

 

・カッター付ライフハンマーは必ずドライバーシートから手の届くところへ固定しておく!

・スピードを上げて水中へ落ちるほうが沈むのが少し遅くなるうえ、回転しないので乗員へのショックが少なく済む!

・車内で慌てたり暴れたりするのは無駄な酸素消費になるだけだから、落ち着いて行動する!

 

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POINT サバイバルポイント

危険な状況になったら「シートベルトを外すのは絶対」です。

 

なぜなら、シートベルトを外さないと「生還の意思がない」と判断され、

保険会社に「自殺」とみなされ、保険金がおりない可能性があるからです。

 

もしものとき、遺された家族がその後の人生を生きていくサバイバルのために、シートベルトは必ず外しましょう。

この記事を書いた人

ダクトテープ

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